RGMメンバーズ/GM研究会

非電源ゲームを製作しているサークルのブログです。

リプレイ2

『TIGER&BUNNY RPG』のリプレイ第2弾です。このリプレイは収録時のシステムが開発段階のものであったため、実際のゲームとは細部が異なっています。また、短く収めるために省略もしていますのでご注意ください。そして何より原作アニメ前半のネタを使っていますのでネタバレがあります。お気をつけください。

折紙サイクロン


GM:第2回!「TIGER&BUNNY RPG」!

PL-F:おお~。前回の続きかい?

GM:今日はキャラクターを選択し直して遊んでみようと思う。

PL-Y:うーん、誰にしようかな。どれもキャラが美味しいので悩む。

PL-F(以下イワン・カレリン/折紙サイクロン):よし、今日は折紙にしよう。

PL-Y(以下ホァン・パオリン/ドラゴンキッド):OK! こっちはキッドで感電天国だ。

GM:オーライ。今日は『折紙サイクロン&ドラゴンキッド』だな。

折紙サイクロン:折紙のロールはちょっと難しいな。「まぁ、大体でやるでござるよ」

ドラゴンキッド:それはスカイハイと比べるからでは(笑)。「負けないよー!」

GM:ではセッションスタート。よろしくー。

PLズ:よろしく!

GM:ここはヒーローたちのトレーニングルームだ。バーナビーがシミュレーションルームから出てきたところだった。珍しくヒーローTVのスタッフがここにいる。そしてバーナビーの周りに陣取って取材をはじめた。イワンとパオリンはその現場に居合わせたのだった。

ホァン・パオリン:「また取材受けてる、大人気だなぁ」

GM:パオリンは彼らの方に注目した。知力で判定をどうぞ。

ホァン・パオリン:いきなりだ! パオリンの知力は2しかないよー。

GM:能力値の2は普通の大人並みです。

ホァン・パオリン:2D6→[6,6]→20

GM:うは!(笑)

イワン・カレリン:どういうこと(笑)。

GM:パオリンの明晰な頭脳がすべてを理解した! 彼らはバーナビーの密着ドキュメントをしているのだ。つまり、この後、彼らはバーナビーの取材の一環としてキミたち他のヒーローにもインタビューに来る。バーナビーについて!

ホァン・パオリン:「あ、あれって前にスカイハイがやってたやつだよー」

GM:スカイハイの場合はスーツを着ていただろうけどね。

ナターシャ:「貴女は結果を出しているんだからもっと可愛らしくすれば人気もでるのにねえ」

GM:パォリンの脳裏に世話役のナターシャの声が蘇る。ここは頑張り時かもしれない。

ホァン・パオリン:「ボク、頑張るよ!」

GM:というわけでパオリンはインタビューへのコメントの判定にボーナスを得た。

ホァン・パオリン:やった!

イワン・カレリン:「僕はインタビューなんてされるような活躍をしてませんし……見切れてるし……」

GM:折紙サイクロンについてじゃないから! ――まずはロックバイソン、スカイハイ、ワイルドタイガーのコメント収録がはじまったぞ。折紙サイクロンはその後だね。TVスタッフのケインに声をかけられた。

ケイン:「折紙サイクロンさん。このあと、タイガーさんの後で収録しますんで。スーツ着用よろしくお願いします」

ワイルドタイガー:「……とくにない」

アニエス:「ちょっと! ストップ!」

GM:向こうではワイルドタイガーの投げやりなコメントにアニエスが激怒している。

イワン・カレリン:「え、あ、はい。よろしくお願いします……」

GM:折紙サイクロン、下手なコメントをすると次に怒られるのはキミかもしれない。ワイルドタイガーのコメント収録が終わったあと……コメントを考える時間もなく、折紙サイクロンの番がきた!

ホァン・パオリン:是非ブログ炎上してほしい。

GM:というわけでコメントは「アピール」と同じ。

イワン・カレリン(→折紙サイクロン):ブログ炎上とかあったな……。ではスーツを着るでござるよ。

折紙サイクロンのSP6→4

GM:アピールは好きな能力値で判定することができる。ただし、今回、バーナビーについてのコメントを求められているのでコメント以外……つまり、知力以外での判定にペナルティがかかるぞ。-10ね。

折紙サイクロン:ペナルティでかっ!? では無難に知力判定を。

GM:どうぞ。

折紙サイクロン:「バーナビー殿でござるか」 2D6→[2,6]→12

GM:おお、高い。上手く成功したぞ。この域の達成値を安定して出せるようならプロフェッショナルであると言える。普段の折紙サイクロンとは思えない、ウィットに富んだ華麗なコメントだった! もちろんスポンサーロゴをアピールするのも忘れない!

ホァン・パオリン:キッドと折紙……この二人、よく見るとバカだな。知力が2しかない。

折紙サイクロン:「すごい活躍でござるな。でも、バーナビー殿のいつもの真剣なトレーニング姿を見ていれば納得できるでござるよ」

GM:折紙サイクロンのSPが1点増えた。

折紙サイクロンのSP4→5

折紙サイクロン:(珍しくしっかり言えたぞ……!)

GM:折紙サイクロンは自分のキャラを立たせた上で真摯なコメントを残したのだった。

ホァン・パオリン:(珍しく受けてるなぁ)

お茶の間の人々:「折紙サイクロンってちょっとカッコウイイかも」

GM:人知れずスポンサーの株価も上がった! そんな風に折紙サイクロンが現場を暖めているところでドラゴンキッドの番が来る。

ケイン:「ドラゴンキッドさん、可愛らしく元気よくお願いしますね」

ホァン・パオリン(→ドラゴンキッド):「はーい!」スーツを着るよ!

ドラゴンキッドのSP15→15
(ドラゴンキッドのスーツはSP消費が0である)

GM:同じくアピールの判定。しかし、ドラゴンキッドには考える時間があった。ボーナス+7で判定をどうぞ。

ドラゴンキッド:能力が突出していないパオリンは素直に知力でアピールする。

ドラゴンキッド:2D6+7→[1,2]+7→10 ……きびしい出目であった。

GM:極端だな! しかし、10には届いているので上手く成功した。この域の達成値を安定して出せるようならプロフェッショナルであると言える。

折紙サイクロン:達成値10かー。

GM:危なかった。コメントを練っておかなかったらとんだ失態をさらしてしまうところだった。

ドラゴンキッド:ファイヤーエンブレムだと簡単に20超えるよね、この判定。

GM:ファイアーエンブレムはこういうのは得意だろう。

ドラゴンキッド:流石リーダー格!

折紙サイクロン:知力6は伊達じゃないな。

海の向こうのホァン夫婦:「アイヤー、パオリンが頑張っているアル」

GM:後日、放送を見たパオリンの両親からナターシャがお礼の電話を受けたのはまた別のお話。

アニエス:「今日は折紙サイクロンもドラゴンキッドもいいコメントしてくれるじゃない。盛り上がってきたわ」

ドラゴンキッド:「えへへ」

GM:というわけでドラゴンキッドもSPが+1されるぞ。株価も上がった!

ドラゴンキッド:「これで今度ナターシャに御馳走してもらえるかも!」

GM:トレーニングルームの面々は皆、幸せそうだった。ワイルドタイガーを除いて。

折紙サイクロン:虎徹ェ……。

ワイルドタイガー:「こんなのはヒーローの仕事じゃないだろ(小声)」

GM:そして折紙サイクロン。このあと、バーナビーの密着ドキュメントにこっそりついていけば……見切れるチャンスが来るかも。

折紙サイクロン:「これは見切れるチャンスでござるな! よし、後をつけるでござる!」

GM:折紙サイクロンのストーキングがはじまった。しかし、折紙サイクロン。TVスタッフは車で、タイガーとバーナビーはタンデム付きバイクで移動してしまった。見失わないようにストーキングするのはけっこう辛い! いや、凄く辛い! 速さで判定だ。

ドラゴンキッド:ファイヤーエンブレムに尻を撫でさせて車を借りるとかどうかな。

GM:ちょ、なにそれ(笑)。

折紙サイクロン:それは嫌だ!(笑)「急いで追いかけるでござる!」下駄MAXは使える?

GM:ああ、折紙サイクロンの下駄だね。登場判定に+3のボーナスだから今回も使えるだろうな。

折紙サイクロン:しかし、SPが心許ない。温存しておく。6D6→[3,3,3,4,4,5]→22

ドラゴンキッド:はやいなぁ。

GM:おお、素晴らしい。これは問題なく追いつけたね。非常に優れた成功を収めた。記録に残るほどの成果である。

折紙サイクロン:よっしゃー!

GM:折紙サイクロンが追いついたとき、バーナビーがファンの子と写真をとろうとしていた! アピールチャンスだ! というわけで追いつけたキミはチャンスを物にした。任意の能力値で判定できる。

折紙サイクロン:「チャンスでござる! 華麗に見切れるでござるよ!」得意の素早さを生かし颯爽とシャッターを押す瞬間にフレームのはじっこに割り込みます。

GM:では、どうぞ!

折紙サイクロン:背中の手裏剣のロゴが写るような華麗な滑り込み!

折紙サイクロン:6d6→[1,3,3,4,4,6]→25

ファンの女の子A:「え!? なにこの人!?」

ドラゴンキッド:ちぇっ、ファンブルしなかったか。(←折紙サイクロンは日常シーンでファンブルするとブログが炎上するのでそれを期待しているらしい)

ファンの女の子B:「知ってる! 折紙サイクロンだわ!」

ファンの女の子A:「あの見切れ職人の? サインお願いします! 色紙のはじっこに見切れるように!」

GM:折紙サイクロンに予期せぬ声がかかった。

折紙サイクロン:ファンいるの!? 「サインでござるな、任せるでござるよ!」

GM:そんな宇宙もどこかにあるよ!

ドラゴンキッド:今、そこにあるよね。

GM:達成値25は「偉業的な成功を収めた。まさにヒーローとも言うべき成果である」なので、ついファンにしてしまったでござる。折紙サイクロンのSPが1d6増えるぞ。

折紙サイクロン:おお。1d6→[6]→10

GM:これは判定ではないので6は10にならないな。なのでSPが6点上昇した。

折紙サイクロン:充分でござるよ!

バーナビー:「……」

ワイルドタイガー:「ファン、とられちまったな」

バーナビー:「いいんですよ。……ええ、いいんです」

折紙サイクロン:(拙者予想外の人気に焦り気味でござるよ)

折紙サイクロンのSP5→11

GM:一方、ドラゴンキッドは今日の収録が終わった後、ナターシャのアパートメントに帰っていた。

ドラゴンキッド(→ホァン・パオリン):では満足げな顔でアパートに帰るよ。ただいま!

GM:珍しく折紙サイクロンがハッスルしている頃、パオリンは部屋でナターシャとTVを見ていたのだ。フォートレスタワーという新名所が完成したという特番だった。マーベリックが記念式典で挨拶をしている。そして、それが終わったあと、レジェンドの像が紹介され、その次に建物内の高級レストランが紹介された。

ホァン・パオリン:「おいしそう! ピザが特に!」

ナターシャ:「今日は取材も上手くいったし、このレストランに食べに行きましょうか」

ドラゴンキッド:「やったー!」

GM:彼女はパオリンの喜びの声を聞くと携帯電話で店の予約を入れた。これでも大手企業の役職持ちであるので割と余裕げ。そしてタイガーとバーナビー、TVクルー。さらには折紙サイクロンもまた、フォートレスタワーに向かったのだった。

ドラゴンキッド:折紙また走ってるのか……。

GM:さっきの達成値のまま追いかけているね(笑)。

折紙サイクロン:「ヒーローは見切れるチャンスがあるなら諦めるわけにはいかないでござるよ!」

遠くのタイガー&バーナビー:「ちょ、それ俺/僕の台詞」

アニエス:「上から新名所の紹介も兼ねろと言われているのよ」

折紙サイクロン:「見切れチャンスはきっとまだ転がってるはずでござる」

GM:折紙サイクロンは後をつけているわけだが、さすがに建物の中では目立つ。さてどうしたものか? 1.そのまま追いかける。2.別の手段を考える。

折紙サイクロン:さすがに目立つのはいかんでござるな……。

ドラゴンキッド:擬態化は?

折紙サイクロン:あの能力ってスーツを着てても使えるの?

GM:原作ではそこは名言されてないんだよね。さすがにスーツを着て能力が使えないとか、せつないと思うので使えることにしている。……擬態化は見た目だけで重さとかそういうの隠せないんじゃないかな。だから人間に化けて接するときはスーツは着てるとバレやすいとかどうか。

折紙サイクロン:なるほど。了解した。

GM:あと、擬態化は触った相手に変身するらしいんでそっと触って適当な人に変身するといいんじゃないかな。というわけでキミのすぐ側を作業員が通った。

折紙サイクロン:「確か撮影は展望レストランだったはずでござるな」作業員に擬態していこう。

GM:新品のビルだけど、作業員が歩いていたのだった。なんか普通に悪そうな顔してる。

折紙サイクロン:(アイツか!)

ホァン・パオリン:(あー)

GM:こいつに擬態する?

折紙サイクロン:「おぉ! 丁度いい作業員の人がいるでござるな!」彼に擬態してしまいます。

GM:では、そっと彼を触ろうとした。速さで判定をどうぞ。

折紙サイクロン:6d6→[1,3,4,4,5,5]→22

GM:問題なく成功。作業員には気づいた様子もない。彼と同じ姿になったキミはスタッフオンリーのところもすんなり通れるようになったぞ。

折紙サイクロン:「スタッフ用通路やエレベーターを使って急ぐでござる!」

GM:作業員だからレストランの中には入れないだろうけど、ビル内は自由に動けるね。では、スタッフ用エレベータのところで声をかけられた。

ビルスタッフ:「あ、いたいた。さっきロビーで落とし物しましたよ」

GM:紙切れを手渡された。キミに覚えのないものだ。中身を見るかい?

折紙サイクロン:「そ、それは気づかなかったでござ……いや、気づかなかったな。すまない」

折紙サイクロン:見ます。

GM:スタッフはキミの言い直しに少し怪訝な顔をしたものの、挨拶をしてその場を辞した。メモには以下のものが書いてある。まず時間。あと30分ぐらい先の時間が記載してある。次は地下駐車場の番号。横に『PS』と記されているが何のことかは分からない。

折紙サイクロン:「一体なんのメモでござるか……」

GM:そして最後にエレベータシャフトの番号。折紙サイクロンはそんなことが書いてある不思議なメモを見つけたのだった。その頃、パオリンはレストランでナターシャと食事をしていた。レストランにタイガーとバーナビー、TVスタッフも入店してくる。キミに気づいた様子はない。彼らは予約していた席に座ると、料理を注文してから収録をはじめた。

ナターシャ:「正体を公開しているのもたいへんね。パオリンにはああした仕事はこないけど、もしかしたらスーツ姿で、という機会はあるかもしれないわ」

ホァン・パオリン:「あのスーツ、頭が重くてたいへんなんだよね……」

ナターシャ:「スポンサーロゴのためには仕方ないのよ。……さあ、それに備えた予行練習もしておきましょう。ほら、ナイフとフォークを準備して」

ホァン・パオリン(ドラゴンキッド):「えー、ピザをナイフとフォークで食べると食べた気がしないよー」

ナターシャ:「私にはご両親から貴女を預かっている責任があるわ」

GM:ただの晩餐だったはずが、気がつけばテーブルマナー講座に変わっていた! パオリンは知力か器用さで判定をどうぞ。

ホァン・パオリン:知力も器用さも同値じゃないか!? うーん、ここはクンフーで鍛えた(ということにしている)器用さでいきます。

GM:実は同じなんだよね。では判定をよろしくー。

ホァン・パオリン:2d6→[3,5]→8 とほほ。

GM:普通に成功した。しかし、とりあえずは成功という程度の成果しか得られない。

ホァン・パオリン(ドラゴンキッド):「こ、こうかな」

ナターシャ:「まだちょっと動きが硬いけど、ぎりぎり合格点ね。よく頑張ったわ、パオリン」

GM:そしてレストランの外にまで接近して様子を窺っていた折紙サイクロン。キミも見切れのチャンスが近づいてきているぞ。バーナビーがタイガーにビルの外のことを聞き始めた。カメラが外に向けられる流れだ。今ならスタッフ用の整備窓からビルの外側に出ることも不可能ではない。

折紙サイクロン:「見切れチャンスでござるな! ビルの窓からこっそりロゴを映すでござる!」

GM:それでは折紙サイクロン、速さで判定だ。

折紙サイクロン:6d6→[1,4,4,5,5,6]→29

ホァン・パオリン:能力値6が羨ましいよう。

折紙サイクロン:やりたい放題でござる!(笑)

バーナビー:「先輩、あれはなんですか?」

タイガー:「あれはビルって奴だ。あれもビルだな。ついでに言うとその隣のもビルでその手前のもビルでまあこの辺りのビルらしきものは全部ビ、……折紙サイクロン!?」

ホァン・パオリン:まるで怪談みたい。

GM:展望レストランの窓の外をロゴをハッキリと示した折紙サイクロンが通り抜けた!

折紙サイクロン:「完璧な見切れでござる!」

GM:折紙サイクロンのSPが1d6点増えるぞ。

折紙サイクロン:1d6→[6]→6 ダイスが荒ぶる!

GM:出目いいな、おい!

折紙サイクロンのSP11→17

GM:今日の折紙サイクロンは調子がめちゃめちゃいいなあ。

折紙サイクロン:見切れ放題でござるな!

GM:そんな荒ぶる鷹の折紙サイクロンに話題を全部もっていかれたバーナビーがちょっと納得できない顔をしている中、警備員が避難を呼びかけはじめた。すぐに対応したタイガーとバーナビーが警備員から話を聞いている。

警備員:「このビルに爆弾をしかけたという脅迫電話が……」

ホァン・パオリン:え! 事件のヒントの欠片も手に入れてないよ!

GM:タイガーが何か心当たりがあるのか、エレベータに駆けだした。

折紙サイクロン:一応メモがあるけど……今の折紙じゃなんだかわからない。

GM:折紙サイクロンが室内に入ると爆弾騒ぎが起こっている。バーナビーが一般の人々を宥めているところだ。ここで折紙サイクロンは推理の判定を行ってくれ。これはタイガーと同じ結論を出せるかどうかの判定だ。

折紙サイクロン:残念な知力での判定か……。

GM:人並みはあるでしょうに。しかし、違うぞ。閃きのような推理は機転の良さで行うものとする。つまり、能力値は器用さで判定する!

折紙サイクロン:な、なんと! ……ハッ、虎徹さんの器用さは5あるのか! そりゃあ、すぐ閃きますよ!

GM:その代わりすぐにファンブルするのが虎徹さん。ちなみに情報を分析するのだと知力で判定するね。折紙はキャラクター能力のヤングパワーも視野に入れるといいと思うぞ。

ホァン・パオリン:ヤングパワー……若さの力で一度だけ判定をやり直すことができる能力だね。

折紙サイクロン:まずは判定。3d6→[1,3,3]→7 こ、ここに来て、この出目か!

GM:このままでは達成値が足りないな。

折紙サイクロン:ヤングパワーを使うでござる!

GM:OK。背景ではバーナビーが人々を避難させはじめた。

折紙サイクロン:3d6→[3,5,6]→18

ドラゴン・キッド:凄い!

GM:優れた成功を収めた。玄人の会心の出来というほどの成果である。折紙サイクロンはロビーで出会った作業員のことを思い出した! そしてそのときはスルーしたのだが、作業員とタイガーとの会話も思い出したぞ!

作業員:「なぁに、修理といっても油を差したぐらいさ」

GM:ケーブルをいじったにしてはあの男の服も手袋もよごれていない!

折紙サイクロン:「出来たばかりのタワーのエレベーターがそんな簡単に故障するわけが無いでござる! それに全く汚れてもいないのは不自然でござるな……」

GM:そしてメモ。キミに手渡されたメモはあの作業員が落としたものだという!

折紙サイクロン:「……つまり、このエレベータのシャフトの番号に爆弾が!」

GM:スタッフ用の通路とエレベータを使えば、エレベータシャフトにも駐車場にもすぐにいけるぞ! 

折紙サイクロン:タイガーさんはエレベータの方に走っていったからそちらは大丈夫なはず。犯人は駐車場に向かったに違いない。そちらを追いかけるでござる!

GM:了解。折紙サイクロンは地下駐車場に向かった。一方、ナターシャはパオリンを連れて非常階段に向かった。携帯電話でトランスポーターの出動も要請している。階段を下りる人々の中、パオリンは事故を起こすことなく、人々を先導して脱出させることができるか。速さ判定でどうぞ。カンフーの+10のボーナスは有効だよ。失敗するともみくちゃにされたり、怪我人が出る。達成値が高いと素早く避難を完了できる。

ホァン・パオリン:やっと3d6で振れる! いくよー! 3d6+10→[2,3,3]+10→18 折紙に比べて低い……。

GM:達成値18なら判定そのものには成功だね。優れた成功を収めた。玄人の会心の出来というほどの成果である。

ホァン・パオリン:「みんな落ち着いて! こっちだよ!」

GM:素晴らしきカンフーの技で人々の中をすり抜けて先頭に立った。誘導することに成功したキミは、時間はかかってしまったものの人々を安全に避難させたのだ。

GM:ビルの外にはヒーローTVの中継車やヘリ、そしてドラゴンキッドのトランスポーターが到着している。ドラゴンキッドスーツを装着することが可能だ。

ホァン・パオリン(→ドラゴンキッド):装着するよ! これでもっと堂々とできる。「みんな! ボクの指示に従って!」

GM:ではドラゴンキッドが現場にもっとも早くに到着したヒーローだ。

ドラゴンキッドのランキングポイント+25

ドラゴンキッド:「やったね!」

GM:そしてその頃、折紙サイクロンは地下駐車場の、メモにある番号の区画に向かっていた。

折紙サイクロン:「確かこの辺りだったハズでござるが……」

GM:折紙サイクロンが周囲を見回しているとトラックが発進した。運転しているのはロビーですれ違ったあの作業員だ。

折紙サイクロン:「いかん、逃げるでござる!」

GM:ここには折紙サイクロン、キミしかいない。さあ、どうする?

折紙サイクロン:「他に誰もいない……僕にできるのか? ……いや、拙者がやるしかないでござる! 手裏剣でタイヤを狙うでござるよ!」

GM:手裏剣はSP1点使うね。

折紙サイクロンのSP17→16

GM:飛び道具の判定は速さで行うぞ。では、6d6+3でGO!

折紙サイクロン:手裏剣を使用してタイヤへのライトニングアタック。6d6+3→[1,1,2,3,5,6]+3→25

ドラゴンキッド:惜しい! ファンブルならず。

折紙サイクロン:惜しいって(笑)。

GM:まあ、1の出目が3つはあんまりでないからね。(出るときは凄く出るんだけど)

ドラゴンキッド:ちょっと失敗しておこうよ(笑)。

折紙サイクロン:いやいや。さて。「どうでござるか!?」

GM:トラックは14点をガードして11点抜けだね。うん、路面を滑って横転した! 激しい音が地下に響く。コンクリートが削られて粉塵が舞った。そして、時を同じくしてドラゴンキッドに通信が入ったよ。

アニエス:「折紙サイクロンが何者かと戦闘しているわ。様子を見てきて頂戴。危ないから折紙サイクロンを連れてすぐに脱出するのよ!」

ドラゴンキッド:「了解、すぐ向かうよ!」

GM:折紙サイクロンの視界は粉塵で閉ざされている。油断なく様子を窺っていると……。トラックのコンテナから巨大な人型機械が飛び出してきた! PS……パワードスーツだ!

ドラゴンキッド:きたー!!

折紙サイクロン:なんとー!?

ドラゴンキッド:折紙には荷が重いかな。

GM:乗り込んだところなのか、コックピットがしまっていく。締まりきる直前に作業員の不敵に笑う顔が見えた。PSがキュイィィィーンという音を立てて戦闘モードに移行する。

折紙サイクロン:「なんでござるかこいつは!?」

GM:ここでラウンド進行がスタート。イニシアチブといこう。速さで判定だ。判定の順番は折紙→キッド→エネミーね。

折紙サイクロン:では能力値のみで判定する。6d6→[1,2,3,3,4,6]→23

GM:ドラゴンキッドは速さに-10のペナルティで判定をどうぞ。

ドラゴンキッド:ちょ。

GM:外から来るからね。脱出の達成値が高ければ無かったけど。

ドラゴンキッド:仕方ないね。3d6-10→[1,2,6]-10→3

GM:PSは右手のバルカン砲で威嚇射撃しながらイニシアチブをとりにいく。達成値22だ。むむ、ギリギリ折紙サイクロンの方が早い。折紙(23)、PS(22)、キッド(3)の順番だね。まずは折紙サイクロンのシーン(手番のこと)になる。

折紙サイクロン:「ああいうスーツは間接部分が弱いとアカデミーで習った覚えがあるでござるな……」というわけでキャラクター能力のヒーローアカデミーで補正をかけて――

GM:おおっと、キャラクター能力「ヒーローアカデミー」の効果は戦闘では得られない。……だが、弱点を習っているというのはありえるな。

※ヒーローアカデミー
ヒーロー養成学校の出身であり、そこで様々な訓練を積んできたことを表すキャラクター能力です。
過去にその技術を学んでいたと宣言することで戦闘以外の判定に【+10】の修正を得ることができます。この効果は1シナリオにつき1回だけ有効です。

折紙サイクロン:おっと、そうなのか。(シートを確認)。本当だ、戦闘以外の記述があったわ。失礼した。

GM:いや、問題ない。それらしいから今回はGM裁量権を使って有りにする。本来の修正は+10だが、+3に変更するのなら使用してもいいよ。こういうのはGMが臨機応変に対応するところだしね。

折紙サイクロン:おお。じゃあ手裏剣と合わせて+6補正でいい?

GM:OK!

折紙サイクロン:6d6+6→[1,1,3,3,5,5]+6→24

折紙サイクロンのSP16→15

GM:折紙サイクロンが手裏剣を投げた! しかし、バルカン砲がその手裏剣を悉くたたき落とす! PSの速さの抵抗判定は22点だね。なのでHPダメージは2点だけだ。

折紙サイクロン:「さすがに弾幕が厚いでござるな」

GM:すべての手裏剣が落ちた……そのように見えた。しかし、手裏剣の下に隠れていたもう一つの手裏剣がPSの間接部分に突き刺さったのだ。弱点を知っているからこそ、かろうじてダメージを与えることに成功した。

折紙サイクロン:「しかし、この弱点は2度は突けないでござる……」ヒーローアカデミーは1回限りだもの!

GM:うむ、同じ弱点を突かれるほど、相手も甘くはないのだ。では、PSのシーンだ。左手の火炎放射器で攻撃するよ。この場には折紙しかいないから目標は折紙サイクロン。ファイアー! ブラスターアタック《火炎》だ。

折紙サイクロン:「ぐっ、火炎放射器まで積んでいるでござるか……!」

GM:このアタックの達成値14だ。魔力の能力値で抵抗判定をどうぞ。

折紙サイクロン:速さで避けたいところだけどブラスターは仕方ないなー。

ドラゴンキッド:ベテランだったら速さでも避けられるんだけどね。

GM:それがひよっことベテランの差というものだな。

折紙サイクロン:2d6→[2,5]→7、期待値通りかあ。

GM:7点抜けだね。

折紙サイクロン:痛すぎる!

ドラゴンキッド:大丈夫、折紙サイクロンスーツには「HPダメージ減少7」の効果があるよ! ダメージはゼロ!

折紙サイクロン:おお!

GM:しかし、ここでブラスターアタックの付属効果《火炎》が発動する。ダメージは17点になるゾ!

※《火炎》
この付属効果を持つ攻撃は炎の特性を持ち、それにより破壊力が増強されます。《HPダメージ減少X》で軽減される以前に【1】以上のダメージが発生していた場合、ダメージに【+10】の修正が加算されます。

折紙サイクロン:ぐはっ! やっぱり痛すぎる!

GM:HPダメージ減少7を差し引いて最終的なダメージは10点だね。

折紙サイクロンのHP17→7

GM:折紙サイクロンスーツが無ければ黒こげだったな!

ドラゴンキッド:「なんて強さ……!」

折紙サイクロン:助けてくれー! スカイハーイ!

GM:(その台詞を聞くと「来たぞ、ワイルドタイガーだ!」って言いたくなるな。今、エレベータシャフトにいるからこれないけど)そして、ドラゴンキッドが到着する。

ドラゴンキッド:「大丈夫、折紙サイクロン? ――ボクの電撃を見せてあげるよ」ブラスターアタック《感電》だ! 4d6→[3,4,4,4]→15

GM:PSの抵抗は14点だね。1点ダメージだ。

ドラゴンキッド:「僕の電撃が通用しない!?」

折紙サイクロン:こんなんよく倒したな女子組。

GM:もっと強く電流を流さなければ通りそうにない! 具体的に言うと6の目をいっぱい出すとか。

折紙サイクロン:具体的すぎて涙がでます。

GM:というわけでイニシアチブだ。今度はドラゴンキッド→折紙サイクロン→エネミーの順番だ。

ドラゴンキッド:3d6→[1,4,5]→10

折紙サイクロン:6d6→[3,3,3,4,6,6]→33

GM:おお!?

折紙サイクロン:肝心の攻撃の時以外は強い(笑)

GM:速い! 折紙サイクロンの動きは今! 伝説を超えた!

GM:やるな。ではPSはバルカン砲を連射することで弾幕を張り、ボーナスを得て同じく22だ。

GM:ドラゴンキッドの動きもけして遅くはない。だが、弾幕をかいくぐるには及ばない! 行動は折紙→PS→キッドの順番。というわけで折紙からどうぞ。

折紙サイクロン:「あの火炎はもう食らえないでござる……速度でかく乱するでござるよ!」

GM:うむ、PSはキミを捉えきれない。

折紙サイクロン:しかし、どうやって攻撃するべきか……。

ドラゴンキッド:有効な攻撃手段はないんじゃ?

折紙サイクロン:よし! 速度を上手く使い、転倒したトレーラーなどを盾にして近づいて――忍者刀NANOの2刀を叩き込む!

GM:その速度部分はイニシアチブの判定ですでに達成している。折紙サイクロンが本気を出したな。あとは全身の膂力で二刀流を叩き込むがいい!

折紙サイクロン:「ここには僕とキッドしかいない……キッドは僕がを守る!」

GM:折紙サイクロンの二刀流はSP4点消費することで力強さの判定に+14の修正を得ることができる。SPさえあれば、強力な攻撃を繰り出すことが可能だ。

ドラゴンキッド:となると、判定は3d6+14? ボクのカンフーより期待値が高い……!?

GM:キッドはSP消費ないけどな。

折紙サイクロン:3D6+14→[4,4,5]+14→27

GM:PSは懐に入られると弱かった! 抵抗は10点! つまり、17点ダメージ! PSのボディに大きな刀傷が2つ! 鋼をも断つ折紙サイクロンの剣技! お美事!

折紙サイクロン:「どうでござるか!」

GM:そんな折紙サイクロンに向かって再び火炎放射器で応戦だ。達成値は同じく14点。

折紙サイクロン:死にそうです! 2D6→[5,6]→15 荒ぶるぅ!

GM:炎が折紙サイクロンを捉えきれない! 今度こそダメージはゼロだ!

折紙サイクロン:「こちらの攻撃の衝撃で照準がずれたでござるな!」

ドラゴンキッド:「パワードスーツは大ダメージを負っている……今だ!」 カンフークラブ(打撃)を組合わせてストライクアタックだよ! 3D6+13→[2,5,6]+13→30 来た!

ドラゴンキッドのSP15→14

GM:おお。

折紙サイクロン:いいダメージ!

ドラゴンキッド:「ハイィィィッ!」

GM:さすがドラゴンキッド! PSは10点を抵抗で軽減したが、20点ダメージが抜けたね。これは持たない。PSは倒された。――ドラゴンキッドの一撃がパワードスーツを弾き飛ばす! PSは吹っ飛んで壁に激突した! 壁が崩れてもうもうと粉塵があがる。ガラガラという装甲板が地面を叩く音が聞こえた。

ドラゴンキッド:「なんとかなったみたいだね」

GM:そのとき、つんざく爆音と激震がキミたちを襲った! このビル全体が大きく震えたかのようだ。

ドラゴン・キッド:「すごい音……」

折紙サイクロン:「そういえば爆弾のことすっかり忘れてたでござるな」

GM:何事かと思っていると通信機に連絡が入る。タイガー&バーナビーが爆弾を処理したとのことだった。なんでもエレベータシャフトの天井をぶち抜いて爆弾を上空で爆発させたとか。

ドラゴンキッド:「あの2人、凄いことするなあ」

折紙サイクロン:「はっ、犯人の確保を急ぐでござる!」

GM:キミたちが、爆発と通信に気をとられていると……晴れてきた粉塵の中にパワードスーツの姿がない!

折紙サイクロン:「って居ないでござる!?」

GM:あとにはトラックの残骸と、パワースーツの装甲板が残るばかりだった……。キャラクター能力「正体不明」を使用した。正体を暴かれるまでは倒されても逮捕されない。

ドラゴンキッド:「これが忍術ってやつかな」

折紙サイクロン:「いや、違うでござるよキッド殿……」

GM:事件終了。このあと、君たちは作業員とパワードスーツのことを報告した。今回の事件で使用されたのは最新鋭の爆弾と軍事用のパワードスーツだった。シュテルンビルドの街に何かが起こっているのか……? というわけでセッション終了です。おつかれさまでした。

PLズ:おつかれさまー。

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